2歳以上の冬季飼育についてです。 下記の様なお問合せがありました。
『今、水温が6度ぐらいなんだけどエサをあげたら吐き出すんです・・・
どうしたら良いでしょうか?』
私のアドバイスは、『エサを切って下さい』でした。
基本的に10度以下になるとエサを切るという事を知っている方は、この質問に驚いたと思います。
それでは、どうして低水温時にはエサの量が減ったり(水温13度〜15度)、
切ったり(水温10度以下)するのか考えてみましょう。
低水温時には、運動量が落ち、消化機能が低下するのです。
錦鯉達は、水温10度前後においてもエサをねだって集まってきます。
可愛そうな気がするかもしれませんが、グッと我慢をして下さい。
内臓不良等になっては、もっと可愛そうだからです。
暖かい時期にしっかりエサを与え、冬を越す体力をつけておく事が重要です!
それと、冬を越して少し暖かくなり始めのエサの量にも気をつけて下さい。
少し暖かくなったからといって急にたくさんエサを与えてはいけません。
越冬で体力を使った錦鯉に、急にたくさんのエサを与えると内臓不良を起こす為です。
年間のエサの与え方は、その年の気候や、地域などで変わりますが、
基本を押さえ、毎年経験を積みあなたの環境において最適なエサの与え方を見つけて下さい。
ちなみに水温を上げる事ができる環境であれば、冬を越すのも非常に楽になります。
当歳魚の越冬は、例外となりますのでご注意下さい。