温度差に特に注意が必要な季節といえば、春・秋です。
中でも今回は、春に注目してみます。
春先に当歳の調子が崩れるというお悩みをよく聞きますが、
その原因の一つとして考えられるのは、急激な温度差です。
錦鯉は、幅広い水温で生きますが、急激な温度差に弱い生き物です。
また、当歳は、冬場に水温を上げてエサを与えながら越冬するのが 基本となっています。
特に水量が少ない水槽で、水温15度などで越冬された場合には、注意が必要です。
冬場に水温を15度設定であれば、その前後を繰り返すので、水温が安定していますね。
しかし、春先にそのままにしていると、日中は、18度まで上がったりして、
夜から朝方は、15度に下がったりを繰り返します。
水量の少ない水槽では、温度の変化も早いです。
水温が下がると消化機能が落ちますので、エサの量に気をつけないと、
さらに調子を崩す可能性が高まります。
対処法は、ヒーターの設定温度を上げるという事です。
設定温度を日中の一番高くなる温度にしてあげれば、水温が安定します。
また、いつもと違う様子が無いか毎日の注意も必要です。
このページでは、特に春先の当歳についてでしたが、
エサ切りをして越冬した2歳以上の春先の飼育についても機会があればお話したいと思います。
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