今回のテーマは、錦鯉を大きくしたいです。
このテーマを考えていた時に、『錦鯉の太らせ方を教えて下さい』と、いうご質問を頂いたので、
太らせる為のヒントにもなれば幸いです。
それぞれの環境等があると思いますので、一概には言えないのですが、
自然に一番大きくする方法は、野池に入れて適切な飼育をする事になります。
やはり自然の力というものは、スゴイと実感させられます。
これは、特に一般の方には難しいと思いますので、多くは触れませんが、
野池に入れる事ができる場合は、リスクがある事も覚悟しておきましょう。
あがってこなかったり、緋盤が飛んでしまったり、
一度入れると池あげの時期まで持ち帰る事ができない等です。
リスク以上の喜びもあると思いますので、機会があれば、チャレンジしてみて下さい。
次に、水量がソコソコあり、ろ過能力が、しっかりしている池の場合です。
低水温時よりエサの量の増加は、もちろんですが、一日に一回たくさんのエサを与えるのではなく、
回数を分けてエサを与える事をオススメします。
例えば、一日に与えるエサの量を12とすると、一回に12与えるより、
3・3・3・3と分けて与える方が、肉がつきやすいんです。
また、分けて与える方が、消化もしやすいので、内臓への負担が軽減されます。
お仕事の関係もあると思いますので、自動給餌器を使われる方が多いです。
餌をたくさん与える際の注意点は、
■ 水温が高く一定な時期であること(梅雨時期、水温が高すぎる場合は、例外)。
■ 一回エサを与えてから2〜3時間は、間を空けること。
■ 酸素不足にならない様に注意する。
■ 水質の悪化に注意する。
■ 内臓不良にならない様に観察を怠らない。
また、エサの種類もたくさん市販されているので、
それぞれの効果、自分の池にあったエサを選ぶ事も重要です。
以下に高水温時の餌の例をあげます。 → 餌のご紹介ページへ
■ 高水温時にボリュームをつけたい場合は、増体用の餌。
■ 紅や艶を揚げたい場合は、色揚げ用の餌。
■ 上記二つを同時にという場合は、増体用と色揚げ用の餌。
■ 浮く餌と沈む餌を使い分ける。
次に水槽飼育の場合は、水量が少なく水が汚れやすいので、
エサの量をドンドン増やす事はオススメできません。
あえて言うなら薄飼いで、水質に気を付けながらという形になると思います。
エサの与え方以外では、
■ 数を少なめで、薄飼いする。
■ 大きさをそろえる。
■ 水流をつくる。
■ 広い池で飼育する。
■ 冬場にも水温を上げて、エサを与えて越冬する。
などです。
さて、最後に系統や品種、さらに個体差で、大きくなりにくい鯉もいますし、
あまり大きくしない方が美しい錦鯉もいます。
急激に大きくすると崩れる弊害もあるので、あまり無茶な飼育をしないで、
自分の環境等とも相談しながら健康に大きくしてあげて下さい。
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代表者の浅田祐二です。
川崎錦鯉店に相談して良かったと思って頂ける様に日々精進しています。お気軽にお問合せ下さい。