今回は、大正三色と昭和三色の見分け方についてです。
錦鯉を飼育し始めたお客様と話をしていると、
お客様『こっちが大正三色で、こっちが昭和三色やんな?』
私『イエイエ、反対ですよ(汗)』
この様なやりとりがよくあります。
初めは、確かに分かりにくいですよね・・・
白、赤、黒は、同じですし・・・
そこで、今回は、大まかですが、大正三色と、昭和三色についてまとめてみましょう。
まずは、大正三色から。
大正三色は、
■ 頭に墨が入らない方が良い。
■ 手ビレの墨は、縞模様、もしくは、墨がなし。
■ まとまった丸墨がバランス良く配置されていると良い。
イメージ的には、昭和三色より墨が少なく上品な物が多いです。
続いて、昭和三色は、
■ 頭にハチマキ模様の墨が出やすい。
■ 顔を真っ二つに割る様な面割れ模様の墨が出やすい。
■ 手ビレの根元にまとまった墨(元黒と呼ばれる)が出やすい。
■ 腹から巻き上げる様な豪快な墨がバランス良く出ると良い。
イメージ的には、大正三色より墨が多く豪快な物が多いです。
また、白べっ甲と白写りの区別がつく場合はさらに判り易いです。
白べっ甲に紅を足すと大正三色で、白写りに紅を足すと昭和三色となります。
近年では、昭和三色でも白地が多く上品な物(近代昭和)が出てきたり、
大正三色でも豪快な墨模様をした物がいたりと、分かり難い時があります。
しかし、上記の様な特徴を頭に置いて観賞を続けると、アッと言う間に区別できると思いますよ(笑)
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代表者の浅田祐二です。
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